某出版社さんに打ち合わせに行ってきたのだけど、このように自分が普段触れない業界の方と話してると必ず思い出す話がある。それはdaibaさんに紹介してもらったこれ→「ムダと一緒に捨てたもの」。

問屋というシステムと現代のムダを削る話なのだが、まぁ現在の状況がいいとか悪いとかは自分で調べてもないのでとりあえずざっと斜め読みしてもらって、キモは2ページ目の「問屋の裏機能」あたりから「そのせいで技術も低下する」のあたり。

出版社の方と話している限り僕は「(物を作るという意味での)作家」側にいるわけだが、話している際に市場のニーズの事や、現実的な流通の経路やビジネスモデルなんかの話をしてもらってそれに合わせて内容を調節していくという事をしていると作家としての「こういうものを書きたい」と思ってる自分とは別に事情とかを聞いて「なるほど」と思っている冷静な自分が同時に考えている。そして毎回非常にそのやりとりとそれをしている事自体がおもしろい。

そういうわけで、話終わった後「彼らはいい『問屋さん』だよなぁ」と思っていつも帰路につく。これで彼らがいなかったらきっとただの垂れ流ししか作れてないと思うのだ。

ネットの時代は様々なコンテンツに関して制限がなくなって、大変素晴らしい事もたくさんあるんだけど、やはり問屋というもの自体は必要だと感じる。要はその二つがちゃんと両立できればいいんじゃないかな。「ムダがある」と分かっていても、市場のニーズや目利きをちゃんとできる問屋方式と、そこに選ばれなかったけど隠れた才能やニーズが本当はあった場合に使える作家→消費者の直接取引と、両方。もうインターネットを含む情報の氾濫の時代は終わらないと思うから、逆に守るべきは問屋方式なんじゃないかなぁ。

かく言う自分も本当はできればプログラマー・デザイナーの問屋方式に近い形で仕事できたらいいなぁと思ってる。そういえば今月の始めでendeworksも5年目でした。会社は10年もってやっと一人前らしいのであと6年くらい。まだ折り返し地点に到達してないんだなぁ。普段コードの事ばかり書いてるけどデザイン業務とか色々できるので是非一度声をかけてみてくださいね!


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筆者

daisuke - a.k.a. "lestrrat", Perl hacker at Livedoor Inc, Japan Perl Association 代表理事

このブログ記事について

このページは、Dが2010年2月24日 14:48に書いたブログ記事です。

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