(以下、自分はそれほど酒の味の表現とか歴史に詳しいわけでもないので、味の表現等筆者がそう感じている、という程度の認識でお願いします)

Longmornというスコッチがあるわけですよ。Longmorn自体についてはここが詳しそうだ(正直ある程度の知識は好きだが、あんま酒の歴史は興味なかったりする)。Longmornはまろやかな深い味と果実のような香りが素晴らしいスコッチで大好きなんだが、マイナーなのでいかんせんあちこちにあるわけではない。まぁマイナーっつっても別にもう作ってないわけでもないから手には入るけどね。

この間とあるバーに行ったら「木曜に来ると良い酒置いてあるよ」とわざわざ教えてくれたので金曜日に行った訳です。そしたらでてきたのがLongmornの42年。

普通スコッチと行ったら12年から18年、長期熟成の物でもだいたい24年前後。基本的に熟成期間が短ければ短い程熟成から来る香りが抑えめでアルコールのアタックが直接舌に来る。24年くらいの熟成だとアルコール分が飛び始め、まろやかな味に変貌し、なおかつ樽からうつる香り、熟成による香りが漂い始める。

なので下手な長期熟成ものを飲むと、香りだけでスコッチ特有のあの味の強さがなく、すかすかの味になる事もある。まぁそこまでいかなくとも微妙なバランスの上で成り立っているので長期熟成ものほど良い、というのはちょっと違う。

が。このLongmorn 42年。1960年代に樽詰めされたものなので俺は生まれてもいない。そんな頃にスコットランドのどこかで作られた酒だ。なのに飲んだ時のこの力強さ!バー中に漂う香り!味王でなくとも巨大化したくなるウマさ。すげぇ!

こいつ、ショットが4500円と値段もロケット級だが、スコッチ好きなら一回飲む価値はある。

ちょっと余談気味だが、酒に関しては味と値段のバランスさえ合ってれば、高い酒を飲む価値があると思う。お金を投資する価値がある。なぜなら酒は二度と同じ物には出会えないから。特に10年超の長期熟成が必要なスコッチのような酒は、蒸溜所そのものが無くなっている事もよくある上、どちらにしろ当時の材料を含めた環境を再現できる事は少ないから。

数十年かかるという手間と、2度と同じ酒に出会えないという事を考えると、このLongmornは興味がある人は是非飲んでみてほしい。値段との兼ね合いで自分は多分もう一回飲めたからおかわりはいらないが、スコッチ好きには超おススメ。

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筆者

daisuke - a.k.a. "lestrrat", Perl hacker at Livedoor Inc, Japan Perl Association 代表理事

このブログ記事について

このページは、Dが2008年3月 9日 21:09に書いたブログ記事です。

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